灯台 - トヨノブ描き下ろし油絵（ギャラリー）

02 | 2023/03 | 04
日	月	火	水	木	金	土
-	-	-	1	2	3	4
5	6	7	8	9	10	11
12	13	14	15	16	17	18
19	20	21	22	23	24	25
26	27	28	29	30	31	-

●ロスの油彩の画法はボブ・ロス画法と呼ばれる。通常の油彩技法が塗っては乾かすという作業を繰り返すので完成まで長い時間を必要とするのに対し、ウエット・オン・ウエット（Wet-on-wet）と呼ばれる、未乾燥の塗膜に描画する方法や、ぼかし込みの多用、油分の多い絵具を下塗りすることにより、短時間で作品を仕上げることが出来るようにした。これは彼が軍の在籍中に休憩時間に描く為であった。下塗り以外の絵具は通常より油分の少ない絵具を使うため、絵具を酸化重合させることなく塗り重ねる。これは伝統的な「ファットオーバーリーン(Fat over lean)」という油分の少ない上により多くの油分を要求する伝統的な油彩画の格率に従ったものである。ただし観念的な直描き（じかがき、プリマ描き、アラプリマ。直接描き重ねていく制作の方法）は古来存在しており、彼が「考案した」といえるのは個別的で具体的な細部であるとするのが妥当だろう。ロスも、絵画教室のテレビ番組を持っていた画家のウィリアム・アレクサンダーに師事してこの技法を学んでいる。それに工夫を加え、筆やナイフの特徴的な使用により、今まで絵を描いたことのない人でも気軽に油絵が描けるようにしたロスの功績は大きい。また下書きをしないで最初から着色していくのもこの技法の特徴である。現在プロの画家も使用しているアクリル絵具のジェッソを下塗りに使ったのはロスであり、通常では得られない劇的な効果を生み出だした。（ボブ・ロス、ウィキペディアより） ●脳科学の最新テクノロジーで脳活動を測定すると被験者の意図（行為の決断）を当人より先に知ることができる。それも数秒も前に？！　この実験結果（実証済み）にもとづけば、意識に現れる「自由な心」はよくできた幻覚にすぎない。――これはほぼ間違いないでしょう。「意志」は脳の活動の結果であって、原因ではありえません。（脳科学者　池谷祐二著「自分では気づかない、ココロの盲点」より） ●長谷川利行の場合（鑑定）は、見るからにだめだ、偽物だ、と思える作品こそ、本物ではないか。ということが真だったら。。。（美術史家・原田光） ●おもしろい思いつきにすぎないものは真実ではなく、真実でないものは決して崇高ではありえない。（アルマン・ドｳルーアン） ●「やっつけ仕事にしか見えない」ゴッホの絵は、なぜそんなふうに描かれているかというと、たとえば夾竹桃の花を描く場面で、「急がないと花がしぼんでしまう。この花は朝開いて夕方しぼむ」とある。咲き乱れた花をゴッホが素早い筆致で描いている秘密がこのシンプルでありのままの一文に浮かび上がる。生花を生きているままに描こうとしたからこそ、命のみずみずしさがカンヴァスに写し取られているのだ。（原田マハ） ●勝ち負けのないゲーム、解のないパズル、人智の最後の砦。 ●現代社会は情報化に動いている。すべては伝達可能なものになった。伝達可能なもの、それを情報という。でも伝達不可能なものもある。それをなんだと訊かないでください。だって伝達不可能なんだから。人生の楽しみ、それはしばしば伝達不可能である。情報化に足をとられると、伝達可能性しか追わなくなる。メールだ、フェイスブックだ、ラインだ、デジカメだ。そこで扱えないものはなにか。伝達不可能なものに自分の人生を置けば、個性もクソもいらない。だって伝達不可能なんだから、それは自分のためだけに決まっている。自分のためが十分にあるから、他人と付き合って面白い。自分のためがないのに、他人と付き合ったら、他人に足をとられるだけ。（養老孟司） ●趣味がいいのに趣味が悪いふりをすることも、趣味が悪いのに趣味がいいふりをすることもできない。育ちがいいのに育ちが悪いふりをすることも、育ちが悪いのに育ちがいいふりをすることもできない。田舎者なのに田舎者ではないふりも、田舎者ではないのに田舎者のふりをすることもできない。その人でもなく、かといって他の誰でもないのが一番いけない。いや、一番魅力がない。（中島義道） ●「見た通りに書くこと」にはたいへんな才能がいる。それは、それ以前に「見る」才能がいるから。多くの人は見えても書けず、もっと多くの人は見えもせず書けもしない。（中島義道） ●押切さんの価格の付け方は「プロ意識」に欠ける。（押切もえの「私の絵は画材費が7,000円位なので希望売価は10,800円です。」という発言に対する画商からの苦言） ●絵の値段→それ本来の価値に、そんな値段を要求する良心の痛みに見合った金額を足したもの。(アンブローズ・ビアス) ●ヨハネス・フェルメールは「理解を超える天才」じゃなく「理解し得る天才」なのだ。（フェルメール作品の謎に挑んだ渾身のさらに驚愕のドキュメンタリー映画「ティムのフェルメール」ナレーションより） ●印象派の"咬ませ犬"としての19世紀フランス・アカデミズム（アルバート・ボイム） ●セツ・モードセミナーで生徒は描いた絵をその場で全員の目にさらしセツ校長の講評を受ける。これを校長は「恥部を見せ合う」と呼んでいた。 ●赤い血からもっとも深い青が生まれる（詩人、石田瑞穂） ●序盤は本のように、中盤は奇術師のように、終盤は機械のように（チェスプレイヤー、シュピールマンの格言） ●この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ。（ダンテ【神曲】） ●どんな初心者(アマチュア)のプレイからも学ぶことはある。(福島晃子) ●天ハ人ノ上ニ人ヲ造ラズ人ノ下ニ人ヲ造ラズト云ヘリ、（これは福澤諭吉の創作ではなく、アメリカ合衆国独立宣言からの翻案であるとするのが最も有力な説である。） ●気をつけたまえ。ビュッフェの静物は、死んでいるのは見かけだけで、いつ噛みついてくるかわからない。（ジャン・コクトー） ●「平凡かどうかでだけで判断すると、非凡アピール大会になり下がってしまわへんか？　ほんで、反対に新しいものを端（はな）から否定すると、技術アピール大会になり下がってしまわへんか？　ほんで両方をうまく混ぜてるものだけをよしとするとバランス大会になり下がってしまわへんか？」（又吉直樹著【火花】から） ●仕事は二番目に好きな事で選ぶのがいいよ。（北野武） ●自然は芸術を模倣する。（オスカー・ワイルド著【嘘の衰退】から） ●偶然は必然の積み重ねの結果、必然は偶然の積み重ねの結果である。 ●音は音楽家の心の中にあるのではない。それは自然の中で紡がれている。（ドビュッシー） ●遠近と奥行、立体と空間、似て非なるもの。 ●自然の奴隷である印象派風景画家という輩（エドガー・ドガ） ●生きることは絵を描くことに値するか。（長谷川利行） ●イタリア南部のギャラリーで、新聞紙や段ボール、クッキーのかけらを床にまき散らした現代美術の作品を、清掃スタッフの女性がごみと間違えて捨ててしまった。警備員が開館時、作品がないことに気付いた。女性は、会場を設営する際に出たごみと勘違いしたという。清掃会社の担当者は「彼女は自分の仕事をしただけだ」と釈明。１万ユーロ（約１４０万円）相当の損害は保険で賠償される。（2014/2・英BBC放送） ●わたしの考えでは、絵を描くことを禁じられるためには、絵を描かなくても生きることができると感じるだけでたりる。（リルケ） ●・・・・・芸術家であることは、春の強風に身を委ね、夏がこないのではないかなどと心配せず、樹液もださずに、耐えている、木のように成長することである。（リルケ） ●絵描きはその第一歩から、自分で考え、自分で歩いて行かなければならない。千年も以前の人たちが遺した素晴らしい仕事を、現代の作家たちが抜きん出ることができないという事実がそれを最も証明している。（日本画、小泉淳作） ●ヤン・ファン・エイク作「アルノルフィーニ夫婦の肖像」（1434年）油彩技法の創始期の作品であり、かつ油彩画史上の最高傑作。 ●人は意識してプリミティブにはなれない。（E.H.ゴンブリッチ著【美術の物語】より） ●映画『クルーレス』の主人公シェールは、ロサンゼルスに住む現代っ子だ。彼女はダンスフロアにいる女の子を眺めながら、友人のタイとこんな会話を交わす。タイ「あの娘、かわいいと思う？」シェール「ぜんぜん。近寄って見たらモネよ」タイ「モネって何よ？」シェール「モネの絵みたいだってこと。ほら、遠くからならいいけど、近づいて見れば、大まかで支離滅裂なだけよ」（フィリップ・フック著【印象派はこうして世界を征服した】より） ●著名なラファエロここに眠る。生前には万物が凌駕されることを畏れ、死ぬ間際には万物がその死を恐れた。 Ille hic est Raffael, timuit quo sospite vinci, rerum magna parens et moriente mori（ラファエロの遺体が納められた大理石の石棺に刻まれたピエトロ・ベンボによる二行連の哀悼詩） ●芸術系の学校を出て絵だけで生活できる人は２万人のうちたったの１％に満たないらしい。それなら良かった。私は芸術系の学校は出ていないから（笑）ラッキー（画家を志すNORRYさんのブログから） ●PAINTING【名】平らな表面を風雨から守り、批評家の眼にさらす技術。（アンブローズ・ビアス著【悪魔の辞典】） ●「にもかかわらず美しい」―――それこそが芸術の毒であり魅力です。（中野京子著【印象派で近代を読む】から） ●１を得るなら２が要る。２を得て初めて１が己のものになる。稽古事とはそういうものだ。（坂田信弘） ●もし日本人が彼らの国で進歩しなくなってしまったら、その芸術はきっとフランスが相続することになるだろう。（1888年、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホがエミール・ベルナールに宛てた手紙から） ●私は、橋、運河、建物を設計できる。大砲、戦車、投石機、火炎放射器を作れる。敵地までの地下道を音をたてずに掘れる。大理石や青銅で彫刻ができる。あと、絵も描けます。（レオナルド・ダ・ヴィンチによる直筆の自己紹介状から） ●若き日の作品に画家の資質のすべてがあるというなら．．．（テレビ東京【美の巨人たち】鈴木其一『群鶴図屏風』から） ●日本人の血からヤンキーとファンシーは消えない。（ナンシー関） ●芸術のあるところ、そこが世界のセンターであり、宇宙の中心なんだ。それは東京でもいいし、秋田でも、北京でもリオデジャネイロでもかまわない。（岡本太郎） ●私は「創造」には「ゲシュタルト崩壊」が必要だと考える。全体性を持ったまとまりのある構造とは「意味」そのものだ。「意味」は同じ文化に所属するメンバー同士が曖昧な部分を残しながらも共有している「約束」または「とりきめ」だ。「約束」「とりきめ」は「創造」を疎外する。「新たな見方」「新しい価値」を開発や発見されてばかりいたら「約束」「とりきめ」は成り立たない。人々は「学習」した「意味」が反故になることを無意識に恐れ「約束」「とりきめ」に固執する。一方で「創造」によって獲得できる新たな「ニッチ」に憧れる。この矛盾した心理は興味深いが脱線しそうなのでここまでにする。「約束」や「とりきめ」た「意味」をものごとから一度引き剥がし、「何やら訳のわからないもの」としてとらえ、そこから「新たな見方」「新しい価値」を見つけることが「創造」だと考える。対象を見つめ続ける「デッサン」とは正にそういうことである。ここに学校で美術を学ぶ理由がある。「意味」を引き剥がす行為はもう一つの面をもっている。それは「うつ」との関係である。「意味の喪失」は「うつ」の苦しみそのものである。創造にかかわる人々と「うつ」の間には切り離せない関係がある。気をつけなければならない。（茂木健一郎著【脳と創造性　ー「この私」というクオリアへー】より）　 ●この小論は、大衆文化と芸術を対立させて、純粋な芸術概念を貶めるのが目的ではない。いま、アートマネジメントというものがブーム（芸術界の中で）であるが、芸術を社会化し有用化する機能機運が生まれるのは重要なことだ。しかし、芸術を有用なものとして取り上げようとすれば、不要な部分もまた際立ってこざるを得ない。中途半端に有用な芸術であれば、大衆文化を下に見るべきではない、という主旨である。表現者にいっそ「不要」を超えて、「無用」になる覚悟があれば、「無用の用」というものも生じよう。そのとき、概念としての芸術はようやく対極において大衆文化とつりあうのではないか、と僕は考える。補足になってないか。（村松恒平【「芸術不要論」についての蛇足的補足】） ●描いているのは私ではない。それは私の指先にある何かだ。（アンリ・ルソー） ●一般的にいって、人はきれいなものが好きだ。彼らはきれいなものを探すが、判断基準を持たず、自分の判断に確信が持てない。だからアカデミズムの巨匠が描いたような、まったく反セザンヌ的な、革新的なところのまったくない名人芸の方を好むのだ。（1960年　アンドレ・デュノワイエ・ド・スゴンザックのインタビューより） ●画家は文学的精神を恐れるべきだと私は強く思っている。それは多くの場合、絵画の正当な道から彼を逸脱させるものなのだ。絵画の真の道は触知しえないものの瞑想に長く留まりすぎることなく、自然を具体的に研究することだ。（ポール・セザンヌ） ●創作家の感性と普通の人間の感性との違いは質的なものではなく、むしろ量的なものなのだ。芸術家とは、他の様々な行動や社会的言語活動によっては使い果たすことが出来ないほどの、やむにやまれぬ表現の必要性に取り憑かれた人間なのである。だから、彼らは自分たちの特異性について自覚している。すべての始まりは、〈画家〉という天職が、ひとりの運命の身体的な決定論に従っているということである。（ピエール・レスタニイ【画家は語る】序文より） ●長谷川の生活は浅草近辺の貧民街で一日中絵を描いてるか、絵を換金して酒を飲んでいるかだったという。1940年5月、胃癌のため三河島の路上で倒れて、東京市養育院に収容される。治療を拒否し、同年10月12日死去。49歳没。この際、手元にあったスケッチブックなどの所持品がすべて養育院の規則により焼却された。（長谷川利行‐Wikipediaから） ●曲士は以って道を語るべからず、教に束わるればなり。（【荘子　秋水篇】から） ●真に偉大な絵画は、優しさをこめて我々のうえに身をかがめ、ついで我々をみずからの高さまで持ち上げ、我々がいかに卑小かということを、一瞬忘れさせてくれる。（アルベール・マルケ） ●たゆまぬ努力とゆるぎない技術に裏打ちされていること。この裏打は表から透けて見えてはいけない。 ●これこそ私の個性の発露であり天性の色だと言えるものを見つけたら、すぐにあなたの画箱からその絵具をきれいさっぱり取り除きなさい。（逆説の絵画教室） ●コミックがバーンと大きく描いてあって、見てると気持ちが晴れ晴れする。（なんでも鑑定団にて有名画商がロイ・リキテンスタインの現代アート作品を素人にもわかるようにした解説） ●芸大を首席で卒業する奴が描いたようなクソつまんない絵（故長沢節画伯のものすごい決めつけ） ●色付きのデッサン（故長沢節校長がセツ・モードセミナーで生徒のタブローを酷評する際の常套句。反対に高評価の基準はかなり広範囲だったと思う。） ●天安門事件前夜の1989年5月、北京市天安門に掲げられている毛沢東の肖像画（高さ6m×幅4.6m）に墨汁のようなものが投げつけられる事件が起きた。現場は騒然となり、周囲では将棋倒しが起き、女性一人が負傷した。私服警官を含む警察がただちに複数の犯人を取り押さえた。犯人3人は懲役16年から無期懲役までの処罰を受けた。尚、肖像画には複数枚の予備が用意されており、問題があればすぐに交換できるという。（香港紙・明報の記事より） ●“みんなと同じように描くが誰にも似てない”のが個性であり、“誰とも違うように描いて天下一品のものになる”ことではない。（ドイツ印象派、フリッツ・フォン・ウーデ） ●「なんで、あなたまで皆とちがうことをしなきゃならないの？それじゃ皆と同じじゃない。」（スタン・ハント　1958年制作の作品タイトル） ●絵の傍らにずっと居さえすれば、次に筆を置く場所は絵がおしえてくれる。（奈良美智著【ＮＡＲＡ　ＬＩＦＥ】より） ●大丈夫、あなたはすごい人、神様はわかっていてくれる、あなたの描く絵は世界の誇り、だから笑って。（三谷幸喜：作詞【ルイーズの歌う大丈夫ソング～Ｖ.ｖ.ゴッホ編】） ●超言語的という意味で、絵画は具象画であっても抽象性が強く、その点でも文学の世界とは内容を異にする。多くのものが一枚の絵に反映されているにもかかわらず、ゴッホの絵画は寡黙であり、永遠の静けさを湛えている。深遠な世界があるのに、それらは言語的要素で語られることを拒みたがる。名画とは決まってそういうものである。（小林英樹著【ゴッホの復活】より） ●展覧会場のゴッホの絵のコーナーで「ゴッホって下手よねぇ。」と耳打ちしてきた私の妻、「王様は裸だ！」と叫んだ少年にも似たり。 ●画家を志す青年は最愛の人を幸せにしたい気持ちは人一倍持ちながら、いざとなったらそれも放り投げて絵を選ぶ。絵描きになるとはそういうこと。（松任谷由美、自身は多摩美大美術学部絵画学科日本画専攻であった。） ●その作品が真に敬愛に値する画家（日本人）で現在まで文化勲章を貰った者など一人もいない。（Ｋ．Ｏ．画伯のブログから） ●具象から抽象へ転向する画家は勇敢にして命知らず。抽象から具象へ転向した画家は凱旋した敗残兵。 ●「何かいいな～」と言われていた描き手が精進して技術を磨き、いつしか「うまいな～」と言われる画家となる。もう誰も「いいな～」とは言ってくれない。絵の上達にはこの覚悟がついてまわる。（ぱんどる画伯のブログより）　 ●画風（スタイル）を頻繁に変える画家は節操がない。まったく変えない画家は進歩がない。 ●銀行家が集まると芸術の話をし、芸術家が集まると金の話をする。（イギリスの格言） ●サーカスのピエロは落ちてくる皿をことごとく取りそこなうが最後の一枚を奇跡的にキャッチして、観客はその芸に喝采する。見る者を感動させる絵のカラクリもこれに似てる。（アルマン・ドルゥーアン【絵画教室】より） ●混濁から美へ移行していくのが理想なのです。しかるに描き始めは美しいのに描きこんでいくほどに混濁していく一方通行の画家が多い。絵の描き方が逆立ちしている。 ●ちゃらんぽらんに描いていると、見かねた“絵の神様”が降りてきて手助けしてくれますよ。（やなせたかし） ●野生の花は、その絢爛さにおいて、品評会に出品されるバラや蘭と太刀打ちはできない。しかしながら野生の花はつみとるだけの価値がある。それに反して、造花は雑草と同じように、我々の興味をひかない。これが絵画の“生きている”世界なのだ。（アルマン・ドルゥーアン【絵画教室】より） ●絵画は覚醒した夢である。（同著より） ●真摯であることと良心的であることを混同してはならない。良心的に描かれたつまらない絵もある。（同著より） ●個性を構成するものは多くの他者とわずかな自己からなる。（同著より） ●天才は１％の“ひらめき”と９９％の“努力”である。１％の“ひらめき”がなければどんな“努力”も無駄！（トーマス･エジソン） ●造形が綺麗だから、色彩が豊だから、完璧な何かがあるから、美しいわけではない。そこに揺るぎない命が宿っているから、美しいのだと気づくだろう。（東信・椎木俊介著【植物図鑑】より） ●世の中に絵ほどいらないものはないが、絵も修業だけは一人前に厳しい。だいたい文化というものは無駄、贅沢、不合理の塊である。絵はその最先端を行っている。そのくせ修業だけは桁外れ。命懸けでやらなくてはまともなものは描けない。(菊池理画伯のＨＰより） ●晩成セヌモノ大器ニ非ズ。（菊池理画伯のブログより） ●君、そんなに悲観しなくてもいいよ。卓越したデッサン力は必ずしもいい絵を描く妨げにはならないから。（池田満寿夫） ●どんな事象が描かれているかより、それがどんな風に描かれているかに関心が行く。しばらくしてもう一度何が描いてあるのか確かめる。そして、そこにあるのは顔料（絵具）が染み込んだり貼り付いたりしているただの汚れた基底材だという正体に気が付く。 ●スランプは忘れた頃にやってくる。また楽しからずや。（芸能ことわざ小事典） ●画家が１００人いれば絵の描き方は１０１通り存在する。前人未到の方法論が常に残されている。（Ａ．Ｋ．画伯の絵画講座から） ●力強い表現は軽いタッチから、すばやく見えるものはゆっくりとしたタッチから、簡単に見えるものぼど深遠なタッチから作られる。すぐれた絵ほど手の内がわからない。 ●本物のエメラルドグリーンの作り方を教えよう。キャンバスにシルバーホワイトとジョンブリアンの混色を塗布してその上から油溶きして透明性を高めたヴィリジャンをグレーズする。（油彩秘伝書より） ●絵画においてプロはアマチュアに勝てない。（長沢節） ●プロになると決めた日から作品を売ってなんとかそれで暮らすことを考える。生活のためのバイトをしないが掟です。生活苦からそっちに逃げない。友人でも親戚でもなんでもいいから、とにかく自分の作品を売る。尻に火をつけるわけです。技術の修得や上達は本来理屈ではないのです。どの世界でも何故アマチュアがプロに勝てないか？恐ろしいことに作品に生活背景のすべてが出てしまうからです。（ぱんどる画伯のＨＰより） ●超写実と純抽象の各々を絵画ベクトルの反対の極とすればその両端の外側にはいつも無間地獄が広がっている。 ●実のところ、アカデミックな人間が満足するためには、宇宙は何らかの形をしていなければならない。哲学全体の目標はこれに他ならない。すなわち、ありのままに存在しているものにフロック・コートを、数学的なフロック・コートを与えることだ。(【アンフォルム/無形なものの事典】より） ●極意はとにかく描き込まないこと。古今東西の真にすぐれた絵画をよく見てほしい。いかに描いてないかがわかる。（菊池理画伯のＨＰから） ●人は通常、輪郭で物体を認識していない。輪郭線で対象を捉えるのは画家の特性。さらに純粋な“線”は概念としてしか存在しない。実際の線は面の裂け目とか面と面の境界として付随的に存在している。（ポール・セザンヌ） ●巣穴から白昼の展覧会場に引きずり出されて身の置き所のない画家。それでも自分の作品の評判は気になる。 ●右脳で作られたものを左脳で解釈しようとする。画家の思う壺。 ●先生と呼ばれるほどの馬鹿でなし。（中国故事） ●濁った水面は深く見える。そりゃ澄んでて深い方が良いに決まってます。でも、そんな絵はめったにありません。 ●図形の円（丸）は時計回りの筆致で描き、数字の０（アルファベットのＯも）を書くときは逆時計回りになること。理由は諸説あり。 ●裸婦クロッキーはチンポコがおっ立つように描かなきゃダメだ！（長沢節） ●「売り絵描き」→売れない絵描きがやっかみから発する魂のつぶやき。反対語は「貧乏絵描き」→作品も貧しい場合が多い。 ●「ヘタウマ」→アウトサイダー・アートの一種で「ヘタヘタ」と見分けが付かないほど洗練されたものもある。「ウマウマ」→至宝の絵画。「ウマヘタ」→有象無象の凡作。 ●「きみの絵のネコは死んでいる。」(批評家）「死んだネコを描いたのだ。」（バカボンのパパ） ●シュルレアリスムとは口頭、記述、その他あらゆる手段で思考の真の過程を表現しようとする純粋な心的オートマティスムである。（アンドレ・ブルドン【シュルレアリスム宣言（1924年）】より） ●司祭は足をあげた。足に鈍い重い痛みを感じた。それは形だけのことではなかった。自分は今、自分の生涯の中で　最も美しいと思ってきたもの、最も聖らかと信じたもの、最も人間の理想と夢にみたされたものを踏む。この足の痛み。その時、踏むがいいと銅板のあの人は司祭にむかって言った。踏むがいい。お前の足の痛さをこの私が一番よく知っている。踏むがいい。私はお前たちに踏まれるため、この世に生れ、お前たちの痛さを分つため十字架を背負ったのだ。（遠藤周作【沈黙】より） ●文化を持たない軍隊は敵に勝てない。（【毛沢東語録】より） ●抽象画がわからないという人は、絵画からいつも何かをもらうことばかり考えています。（志賀幹司画伯のＨＰより） ●ブサイクに限って電車でメイクする（ボツになった東京メトロの車内広告コピー） ●「ジミーちゃん、がんばって。」「お前もかんばれよ。」 ●秘密を教えるよ。大切なものは目に見えないんだ。（星の王子様） ●油絵の色の冴えは絵具の付きなのだ。絵具の付きは思い切りにかかっている。思い切るとは、捨てるということだ。上手く描こうとか、受賞しようとか買ってもらいたいなどという邪心を捨てきることだ。（菊池理画伯のブログより） ●8月15日に終戦になると、藤田は全作品をアトリエに運び込み、日本語の署名に英語で T. Foujita というサインを追加し、皇紀2605年を1945に書き変え、「我身ヲ以テ太平洋ノ防波堤トナラン」という文を消したりした。これらは、野見山暁治氏の重大な目撃証言である。（ＮＨＫテレビ番組【究極の戦争画―藤田嗣治】より） ●1987年3月30日、安田火災（当時）が、イギリス・ロンドンで行われたクリスティーズ主催のオークションで目玉として出品されたゴッホの「ひまわり」を約58億円（諸経費込み）で落札した。当時の好景気（バブル）時代には海外の美術品を高額で購入した日本人・日本企業は多数に上ったものの、それに引き続く景気後退期にそのほぼすべてが元の海外へ流出した。だが、この「ひまわり」は一度も売却されることなく現在に至っている。「呪われたひまわり」「ゴッホの記憶にないひまわり」「ゴッホが見捨てたひまわり」「不幸の花」などの別名を持つ。 ●高松塚壁画の封印されていた祟り→文豪川端康成の死の謎（テレビ東京【やりすぎ都市伝説】より） ●カンディンスキーはバウハウスの教官時代、学生が抽象画として提出した何も描かれていない真っ白なカンヴァス作品に対し、この学生がこの場合なぜ白一色という選択をしたのか論理的、構成的、美術史学的に考察し、とうとうと講義している。（ヴァシリー・カンディンスキー著【点線面】より） ●今までのものはまったく駄目。天があと10年せめて5年の命を許すなら本物の画工になれる。（葛飾北斎、享年90歳、死の床での遺言） ●僕が絵を描くのは先生に言われた時だな。（山下清画伯） ●自分の才能に気付くのも才能の内でしょ。（ドラマ【ロングバケーション】で瀬名役の木村拓也がピアニストの道を断念しようとした時の台詞） ●努力の量で努力には勝てる。しかし、努力は才能に勝てない。才能に勝てるのは才能だけ。（坂田信弘塾長（ゴルフ）の身も蓋もないお言葉。別のところでヘタであることは才能の一つとも言っている。） ●世界中の空が青いことを確かめるために世界中をまわる必要はない。（ゲーテ） ●井の中の蛙大海を知らず、されど天の碧きを知る。（大河ドラマ【新撰組】近藤勇の台詞） ●顧みればベルナール・ビュフェとの出会いは、かれこれ四十年をこす昔のこととなった。その最初の出会いは、戦後はじめて彼の作品展が日本経済新聞により上野の古い都美術館で催されたときである。数年にわたる戦争から復員したばかりの私は、感動して彼の絵の前に呆然と立ちつくしたことを思い出す。その錆（さ）びた沈黙と詩情に、私は荒廃したフランスの戦後社会に対する告発と挑戦を感じた。当時のわれわれ青年を覆（おお）っていた敗戦による虚無感と無気力さのなかに、一筋の光芒を与えてくれたのが彼の絵であった。（ビュッフェ美術館創設者・岡野喜一郎【時代の証人　我がビュフェ】1987.11.14刊より） ●メディアはメッセージである。（マーシャル・マクルーハン著【グーテンベルグの銀河系】から） ●「青は藍より出でて藍より青し。」（荀子）、後の世、南北朝時代の北朝に李謐という人物が居た。李謐は初め孔潘に就いて学んでいたが、その進歩はめざましかった。数年の後、孔潘は李謐の方が自分より学問が進んだと考え、自ら進んで李謐の弟子になった。この時、同門のものは筍況のこの言葉を引用して、李謐の優秀さと孔潘の実直さを褒め称えている。（中国故事物語） ●神業と云っても所詮人の手によるもの、あなたにも描ける可能性はある。神の手によるものとは自然の造形でありその感動が人に絵を描かせる。 ●着想だけではうまくいかない。観念を完璧に練り上げると、事物と置き換えが可能になる。だが、それは間違いだ。観念が姿を消し、作家の個性に置き換わってはじめて、絵画は完成するんだ。着想というものは、絵画にとって、ちょうど船架台のようなものだ。それは絵画の枠組みであり、船が進水するときに船架台から離れていくように、絵画はその枠組みから離れてゆく。（ジョルジュ・ブラック） ●絵画はあらゆる哲学の上をゆくものだ。遠近法の仕組みが発見されたとき、絵画はそれまでの観念を覆した。文学もそれまでの古い方法を捨て、論理学的思考が花開いたんだ。古典主義以前の芸術は発展の芸術ではない。原因を探求する芸術だ。（ジョルジュ・ブラック） ●画家は、そいつが棺桶に入って30年経ってから本当の評価が決まる。（故菊地辰幸画伯） ●他人のものはもちろん、たとえ自分の仕事でも、なぞってはならない。（岡本太郎） ●認めさせたいと激しく思う。と同時に認めさせたくない、させないという意思が強烈に働く。（岡本太郎） ●「先生、私、才能が無いから絵をやめようと思います。」・・・「それは良い考えだ。これからは僕の絵のコレクターになりなさい。」 ●見えたとおり描くなら誰でもできる。見えるように描くのが絵画のマジック。 ●夢は大きい方がいい、見失わないように。（明石家さんま） ●日本で紹介されている作品の多くは、米国の悪徳画商にだまされ、押しつけられてかいた絵だ。（ヒロ・ヤマガタ） ●ほめられたらいかれ、よろこんだらはじろ。（チボー家の人々） ●考えるな、感じろ。（ブルース・リー【燃えよドラゴン】） ●芸事で新しいことはいつの時代にもあった。 ●ART【名】この言葉はいかなる定義も受けつけない。ただし、創意工夫に富んだイエズス会のガッサラスカ・ジェイブ神父が、語源をこう述べている。ある日、評判の道化者が、どうした加減か、「RAT」の文字を入れ替えて「こいつは神様の名前だ！」と言った。すると、奇妙な聖職に使える者や、その予備軍がわらわらと蝟集（いしゅう）してきたのだ。艶ショウや、秘教儀式や、酸鼻歌（さんびか）や、おのれの手足もぎ取らんばかりの酸鼻な論争を一緒に持ち込んで。その神殿に仕え、ファイヤを守り、経典を説き、人形劇のワイヤをあやつった。やってきた群衆はあっけにとられ、理解できぬからこそこれを信じ込んだのだ。そのうち教えはどんどん徹底され、芸術こそがなし得る髪の毛をふたつに引き裂いてもとに戻して、なんとかかんとかしたものの方が霊験あらたかとするような、こまかい教義に教化されてしまい、ついには凄惨な聖餐のため、珍味とワインを持ちよって、自分の衣服を売り飛ばしてまで、司祭たちに貢ぐのだ。（1911年アンブローズ・ビアズ著・筒井康隆訳【悪魔の辞典】より） ●「教えはすべて疑いうる。」（カール・マルクス）という教え。 ●この写本に取り組んだほとんど全ての人は、自分こそが世界で最初にヴォイニッチ語を解き、興味をそそる挿図の意味を理解したいという圧倒的な願望があるだろう。これは必然的にある種の還元主義的アプローチに行き着く。その謎を解くために写本を様々な構成要素に分解しようという方法だ。だがそうすることによってわれわれはこの写本がその全体性の中に備える美を忘れてしまうのだ。玩具の仕組みを知ろうとしてこれを分解し、後で組み立てられなくなって結局これを壊してしまう小学生のように、ヴォイニッチ写本をバラバラにし、これを単なる個別の部分の集合体と見做すことによって、より大きな、全体としての意味を見ることができなくなってしまうのだ。全体論的なアプローチこそ、この写本に相応しい、全てを包含する説明をもたらすだろう。ほんの少しの間でもいいから立ち止まって、ヴォイニッチ写本そのものを鑑賞すべきなのだ。この美しい作品、謎に満ち、蠱惑的な永遠の謎を。文字通りそれは解かぬが花というものではないだろうか？（ロブ・チャーチル著【ヴォイニッチ写本の謎】巻末文） ●推敲に推敲をかさねて、元も子もなくなる。 ●ろくでもないものを描く小器用なだけの絵描きが知った風なことを云う。（罵詈雑言辞典） ●問「飯喰えるんですかい？絵を描いて」答「んなわけねぇだろ！」問「絵描いて意味あんの？」答「意味なんか無い！」 ●人間が美を作る考えで出発するなら、つまりそれはセンチメンタルな遊戯だ。（萬鉄五郎） ●タイムスリップして現代の美術館に降りたったミケランジェロは、そこに展示されてる切り出しただけの立方体大理石のアート作品を眺め、おもむろに持っていたノミで彫刻し始める。そして駆けつけた警備員に取り押さえられて云う「これは未完成だ！」（アメリカテレビドラマ【グリーンホーネット】から） ●芸術についてほとんど何も知らなかったダーガーは、自分の目（ヴィジョン）がどれほど極端で、倒錯すれすれまでに独創的か、知るよしもなかった。それゆえ、野心的で真に記念碑的な彼の作品には先達もなければ後継者もなく、美術史にふたつとない創造行為として屹立している。（ジョン・マクレガー著、小出由紀子訳【ヘンリー・ダーガー非現実の王国で】より） ●絵においては丹念な仕事（職人技）をみると感心はするが感動はない。 ●絵は描いていて出来上がる直前に終わらせるんだよ。 ●香港紙、明報は2014年5月12日、1989年の天安門事件を題材にした作品を描いていた画家、陳光氏が北京の公安当局に拘束されたと報じた。容疑は不明。同紙は関係筋の話として、事件発生から25年になる6月を前に、当局が警戒を強化していることが拘束と関係していると指摘した。陳氏は天安門事件当時に出動した戒厳部隊の従軍カメラマンをしていたが、95年に退役。美術学校に通って画家となり、主に事件についての絵を描いてきたという。 ●バウハウス(ドイツ、造形学校)では、造形には形態、構造、色彩のほかにテクスチャーが大切と唱え、それがこの学校のデザイン教育の特徴となった。（大車林） ●デッサンは絵の基礎ではない。絵のクソである。 ●2013年のテレビニュースにて帝銀事件の法的処理が全て終了した旨報道された。その中で死刑囚故平沢貞道を「元テンプラ画家」と云っていたが、これを単なるアナウンサーの原稿の読み違えと思いきや、なんと番組終了に至ってもそれが訂正されることはなかった。 ●はしごの頂上に登る勇気は貴い。更にそこから降りてきて、再び登り返す勇気を持つものは更に貴い。（速水御舟） ●低にして俗なものの存在、とっても大切。（加藤芳郎） ●ああ小魚たちの群れきらきらと　海の中の国境を越えてゆく　諦めという名の鎖を　身をよじってほどいてゆく（中島みゆき：作詞【ファイト】） ●人の形を真似て神を創った。 ●絵画においては、召されるものが多く、選ばれるものが少ない。絵画のゲームで勝てる確率はルーレットのそれよりも少ない。なぜなら、それは37回に1回どころではなく、5千回に1回もまわってこないからだ。（アルマン・ドゥルーアン） ●ならば、描くのを諦めるか。しかし、この絵画というあばずれは、簡単に彼女の情人たちを手放さない。（アルマン・ドゥルーアン） ●私の最高傑作は次回作だ。（チャールズ・チャップリン） ●最初に熱く語る弟子ほどつらい修行に耐えられずすぐやめる。口舌の輩。（北野武） ●おまえが深淵を覗くとき、深淵もまたおまえを覗いている。（フリードニヒ・ニーチェ） ●フランス以外の国で生まれた奇跡（月光荘ピンクに対する仏紙ル・モンドの記事） ●戦争は体験しない者にこそ快し（デジデリウス・エラスムス） ●本当の試練は、挫折のあとにやってくる。（火星移住計画） ●真のアウトサイダー・アートとはごく秘密裏に制作されることが多く、いわゆる「芸術家」にいわゆる「芸術作品」を制作させる動機と伝統的に考えられてきたものを一切欠いた状態で作られることが多い。（ジョン・M・マグレガー） ●PD社のジンクホワイトは北アイルランドの平牡蠣を原料としています。この牡蠣は生育に6～7年、殻を風雨に曝すこと6～7年、最も好ましい圧力と速度によって顔料粉末にし、約10日間の捏練を続けて完成します。原料も稀少で価格も高く、ヨーロッパの画家でもごく限られた人しか使っていません。 ●一般に油絵と呼ばれるこの技法は、単に『顔料と油による技法』と思われがちですが、本来のスタイルは『顔料を天然樹脂を加えた油で練った絵具』、すなわち「レジンオイルカラー」で描く技法です。しかし、この絵具の処方と技術は、印象派が生まれる頃には、ほとんど失われてしまったこともあり、わが国（日本）において、その存在を知る人は、そう多くはないようです。昔の画家は、独自の処方で「レジンオイルカラー」を手作りしましたが、絵具産業が発達すると共に、画家たちは、面倒な絵具作りをやめてしまい、メーカーが造るようになりました。いわば今日的な製造様式の幕開けとも言えますが、その一方で、油彩画にとって欠かせない樹脂分は、ほとんどの絵具から取り除かれてしまいました。多くの修復家たちが指摘するように、油彩画の保存性が急に低下しはじめたのも、ちょうどこの頃からです。15世紀のヨーロッパで確立された「レジンオイルカラー」で描かれた作品の優れた保存性は、すでに科学的にも立証済みですが、その伝統的秘法は、印象派以降、ほんのわずかな継承者だけに受け継がれました。 ●ジミー大西画伯が絵描きをやめた理由→一点の制作時間が長すぎてどんなに絵が売れても時給にして350円ほどの収入にしかならず、とても家族を養っていくことができなかった。 ●残念ながら貴方は貴方でしかない。（全ての絵描きに贈る） ●どんなものでも「日本化」したあとは、器が小さくなり「井のなかの蛙」的な雰囲気をまとう。（中国の質問サイト『知乎（チーフー）』は日本で言えば『Yahoo!知恵袋』のように、ユーザーの質問に他のユーザーが回答してくれる集合知型のウェブサイト。その中にあった「日本のダメなところ」に対する答えから） ●勝利が完成するのは全ての教会が破壊されたときである。ユダヤ教だけでなくキリスト教も排除しなくてはならない。キリストはユダヤ人女性の私生児なのだから。（ナチスSS武装親衛隊秘密訓示） ●粗野ではあるが凡庸ではない。（陶芸作品に対してよく使われる美辞） ●イタリア・ボローニャで73年の生涯を過ごしたジョルジョ・モランディは、少しずつ作風を変えながら、主に瓶を50年も描き続け、後に“20世紀最高の静物画家”と呼ばれるようになりました。モランディと対照的な画家といえば、同時代を生きた９歳違いのパブロ・ピカソ。年を追うごとに劇的な変貌を遂げているピカソを“変化し続けた画家”とするならば、瓶だけを見つめたモランディは“繰り返した画家”。しかしモランディはピカソの絵を「いつも同じで退屈」と評したのです。（テレビ東京・新美の巨人より） ●人間には3つの浴があります。食欲、性欲、海水浴。（鳥肌実）

トヨノブ描き下ろし油絵（ギャラリー）

灯台

プロフィール

カレンダー

リンク（美術系）

FC2アフィリエイト

絵画レンタルのご案内

サブギャラリー（ｂｙ　ART-Meter）

アクセスランキング

にほんブログ村　ランキング

モチーフ・カテゴリ

月別アーカイブ

最新コメント

RSSリンクの表示

ＱＲコード

最新トラックバック

絵画についての伝聞・引用・メモ

アクセスカウンター

オンラインカウンター

メールフォーム（→トヨノブ宛）