小磯良平
( ↑大きく絵を観たいときはYouTubeの画面にしてください)
ただただうまいすばらしい絵としか云いようがない。
今まで私のまわりで小磯さんの絵を手放しで褒める人はいなかった。
それは私の師匠を含め本物の尊敬する洋画家の方たちですが、
みんな、「小磯さん、確かにうまいんだけど、・・・」と枕詞があって、あとはいろいろと。
私は小磯先生の絵をごくたまに無性に見たくなります。
私が反権威主義的な画家(3人)ばかりに師事していたからか、彼らが小磯画伯の絵を全面的に評価できないのもわかります。
私にしても小磯良平は目標ではないし、まあ、したくても個人の資質とか技術の基礎が違いすぎるのでいまさら無理ですけど。
性格穏やかな好々爺で戦後日本洋画界アカデミズムの神様のように云われていますが、その孤高の画風に真の後継者はいません。
現代の写実の技法とも一線を画すものです。
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